Lenovo ThinkPad T61 6457-BV3の修理
LenovoになってからのThinkPadです。持った感想は
「なんか柔らかい」
でしたね。ThinkPad独特のずっしり重く堅い感じが無くなった気がします。
まずはスペックです。
CPU:Intel Core2Duo T7500 (2.2GHz)
メモリ:1GB(DDR2-SODIMM/2スロット)
HDD:なし(2.5インチ/SATA)
光学:DVDコンボ
液晶:15.4インチ非光沢(WSXGA+/1650x1050)
VGA:Nvidia QuadroNVS 140M
という感じです。なかなかの高性能ですね。
今回のものは電源ボタンを押してもBeepが鳴り、起動しない(BIOS起動しない)というものです。
まずは筐体を見回しましょう。
天板です。やはりThinkPad伝統のピーチスキンです。特に汚れやキズは見当たりません。綺麗ですね。
Lenovoになってしまった後のThinkPadロゴです。やはり色気的にもIBM時代のものが好きですね。個人的には。
液晶右下の機種+メーカーロゴです。まぁこの辺りはほぼ継承していますね。
IntelとWindowsのロゴです。まぁ特に言うことはありません。
裏面です。バッテリは外してあります。裏には一切蓋などがありません。メモリなどには表からアクセスします。
裏の型番シールですね。T61 6457-BV3です。どうもカスタマイズモデルのようで、検索しても出てきません。
表のキーボード部です。毎回恒例の「赤ぽっち」ことトラックポイントが付いていますね。
トラックポイントです。
この機種には両方付いていますね。トラックポイント+タッチパッド。
さてさて、観察はこの程度にして、分解しないことには始まりませんので分解します。
キーボードのマークが付いたネジを外せばキーボードを外せますが、アームレストや外枠を外そうと思うとそれだけでは外れない
感じでしたので、裏にあるネジを全て外しました。
これでアームレスト部のみ、外れます。メモリ増設はここだけを外せばOKですね。メモリの刻印のあるネジを外せばここまではたどり着けます。
続いてキーボードを取り外します。フレキで繋がっているのですが、国内メーカーのものより丈夫(+外れやすい)ので
酷く神経質になる必要は無いかと思います。外れましたね。
各部の部品はこの通り。
赤:CPU 橙:GPU 黄:チップセット 水色:モデムカード 桃色:無線LANカード 青:メモリスロット(2スロット)
茶色:キーボード接続用コネクタ 灰色:タッチパッド接続用コネクタ
CPU等のヒートシンクを外したいわけですが、上に被さっている樹脂が非常に邪魔です。外します。
その後、スピーカーを外し、ヒートシンクを外すとこんな感じになります。
こいつが元凶ですね。いつも通りに、ヒートガンを用いてリフローしますが、筐体から取り外して居ないので、しっかりと
アルミホイルなどでマスキングを行い、リフローします。
逆の手順で仮組みします。ThinkPadはキーボードに電源ボタンが付いているので、キーボードまで取り付けます。
立ち上がりましたね。良い感じです。
立ち上がることも分かったので、掃除をしつつ綺麗に戻していきます。戻りました。
最後に付属していたリカバリディスクでリカバリし、GPUに負荷を掛けテストします。
なかなか良い感じですね。モニタ解像度が高くて良い感じです。
終了です。