DELL Precision M70の修理
今回は当HPでは初のDELLです。
さてさて、今回のノートPCはDELLの高スペックモデルですね。
まずはスペックを。
CPU:Intel PentiumM (2.26GHz)
メモリ:2GB(DDR2-SODIMM/2スロット)
HDD:100GB(2.5インチ/IDE)
光学:DVDマルチドライブ
VGA:Nvidia QuadroFX Go1400(256MB)
液晶:15.4インチワイド非光沢(UWXGA/1920x1200)
となっています。一応DELLではノートブックタイプのWorkstationという扱いですね。
Workstationを名乗るのも分かるレベルの性能です。今となってはCPUがアレかもしれませんが、
個人的にPentiumMはまだまだ行ける(2011年末時点)と思っています。
さてさて、前置きが非常に長くなってしまいましたが、今回の物は、スペックを見た時点で(!)と思った方もいるでしょう。
もちろん、グラフィックです。Quadroが不良な感じです。まずは電源を入れてみます。
ぱっと見、そこまで不良な感じはしませんが・・・。
近づいてみるとこの通り。典型的なグラフィック不良です。
一応、BIOSには入れます。が、やはりGPU不良特有の縞々が出ていますね。
開けないことには始まりませんので、分解していきます。少し写真が少ないので走ります。
まずはキーボード上部のスイッチベゼル兼ヒンジカバーを取り外します。
その後、キーボードを取り外し、ついでに上半身も取り外します。
裏のネジを全て外せば、表のアームレストが取り外せます。
ちなみに、各チップは
赤:CPU
緑:チップセット
橙:GPU
のように配置されています。GPUファンの方が小さいのが少し謎ですね。
掃除がてら全て外します。GPUのほうを取り外しました。どうもボード化されているようですね。
取り外せました。コネクタでマザーボードと接続されていますので、交換でも大丈夫そうですね。
Qosmio F40もこんな感じですが、Qosmioはメモリのような接続方法だったのに対し、こちらは昔のCPUドーターボードのような感じですね。
いつものように、ヒートガンを用いてリフローします。
その後、逆の手順で組み立て、起動してみます。立ち上がりました。
見事に消えましたね。修理完了です。
それにしても、15.4インチでUWXGAは凄く細かいですね・・・。XPだと見づらいです。