DELL Precision M70 <GPUリフロー>

投稿者: | 2012-01-10

DELL Precision M70の修理

今回は当HPでは初のDELLです。

さてさて、今回のノートPCはDELLの高スペックモデルですね。

まずはスペックを。

CPU:Intel PentiumM (2.26GHz)

メモリ:2GB(DDR2-SODIMM/2スロット)

HDD:100GB(2.5インチ/IDE)

光学:DVDマルチドライブ

VGA:Nvidia QuadroFX Go1400(256MB)

液晶:15.4インチワイド非光沢(UWXGA/1920x1200)

となっています。一応DELLではノートブックタイプのWorkstationという扱いですね。

Workstationを名乗るのも分かるレベルの性能です。今となってはCPUがアレかもしれませんが、

個人的にPentiumMはまだまだ行ける(2011年末時点)と思っています。

さてさて、前置きが非常に長くなってしまいましたが、今回の物は、スペックを見た時点で(!)と思った方もいるでしょう。

もちろん、グラフィックです。Quadroが不良な感じです。まずは電源を入れてみます。

ぱっと見、そこまで不良な感じはしませんが・・・。

近づいてみるとこの通り。典型的なグラフィック不良です。

一応、BIOSには入れます。が、やはりGPU不良特有の縞々が出ていますね。

開けないことには始まりませんので、分解していきます。少し写真が少ないので走ります。

まずはキーボード上部のスイッチベゼル兼ヒンジカバーを取り外します。

その後、キーボードを取り外し、ついでに上半身も取り外します。

裏のネジを全て外せば、表のアームレストが取り外せます。

ちなみに、各チップは

赤:CPU

緑:チップセット

橙:GPU

のように配置されています。GPUファンの方が小さいのが少し謎ですね。

掃除がてら全て外します。GPUのほうを取り外しました。どうもボード化されているようですね。

取り外せました。コネクタでマザーボードと接続されていますので、交換でも大丈夫そうですね。

Qosmio F40もこんな感じですが、Qosmioはメモリのような接続方法だったのに対し、こちらは昔のCPUドーターボードのような感じですね。

いつものように、ヒートガンを用いてリフローします。

その後、逆の手順で組み立て、起動してみます。立ち上がりました。

見事に消えましたね。修理完了です。

それにしても、15.4インチでUWXGAは凄く細かいですね・・・。XPだと見づらいです。

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