HP B1900の修理
光沢な天板です。
さて、今回は、あまり宣伝されずに販売され、隠れた名機と言われるHP B1900です。
まずはスペックを見てみましょう。
CPU:Intel Core2Duo T5500 1.66GHz
メモリ:2GB(DDR2-SODIMM/スロット2/1GBx2)
HDD:なし(2.5インチ/SATA)
液晶:12.1インチワイドグレア(WXGA/1280x800)
チップセット:ATI RadeonXpress 200M
光学:DVDスーパーマルチ
といったところです。
どの辺りが名機かと言いますと、まずは当時の価格なのですが・・・。
つまり、スペックの割りに価格が安く、これといった欠点もないため、といった感じでしょうか。
さてさて、今回の機体は通電し起動しているようだが、画面表示がないため不明というものです。
最近こればかりなので、何をするかは決まっていますね。
まずは現状を見てみましょう。電源を差し込みます。通電はしているようですね。
起動させると、ランプは点灯しますが画面は変化なしです。分解していきましょう。
まずは開きます。意外とデザインも悪くないですね。左クリックがはげていますが。
裏返します。裏のふたとねじというねじを外します。
メモリ(1GBx2)とCPU(C2D T5500)があります。
ヒートシンクやファンを取り外すと、見えました。
CPUですね。
チップセットはXpress200Mですが、dynabookのものより一回り小さい気がします。後期版でしょうか。
CPUは外しておきましょう。
裏返して、キーボードと飾りパネルを外します。
続いて液晶をヒンジごと取り外します。
アームレストも外します。
BIOSROM、デスクトップと同じサイズのものを使用していますね。
これはサウスブリッジです。SB460。やはりAX/740とは違いますね。AX/740はSB450でした。
メインボードを取り外します。
ここにチップがありますが、回りの絶縁シートは溶けると困るので剥がします。
はがれました。
近くに樹脂部品がたくさんあるので、アルミホイルで保護します。
あとはいつもどおりの手順でリフローですね。
完了後、仮組みします。
電源を入れてみます。POSTしましたね。OKです。
あとは逆の手順でサクサク組み立てていきます。
BIOS表示できましたね。
適当なHDDを取り付け、COAのついていたWindowsXP HomeEditionをインストールします。
ドライバなどをあて、完成です。