SONY Playstation3(40GBモデル)の修理]]>
SONY Playstation3(40GBモデル)の修理
どうも。zazametaです。最近、とある友人が「PS3の調子悪くて、新しいの(新型)買ったからやるわ」ということでいただきました。
友人によると、“アーマード・コア”をプレイ中に突然電源が落ちて赤ランプの点滅になったそうです。
とりあえず、そのときは分解して内部のホコリ(大量!)を掃除し、CPU周りのシリコングリスの塗り直しで復活したのですが・・・。
ソッチ系のことが大好きな友人に“アルトネリコ3”を借りてプレイしていたところ・・・
PS3では持病ともいえる「赤ランプ病」が再発し、しかも冷やしても直らなくなったので遂に、
「秘技!ヒートガン戦法!」(笑)を使うことにしました。
とはいっても、使う機会が無いzazametaの自宅には、残念ながらヘアードライヤーしかありません。
というわけで、会社にあった“白光 NO.880B”を借用して試すことにしました。
ちなみに、ヒートガンは安いものだと3000円程度、今回使用した白光のもので1万円ほどしますので、ほしいからといってポンポンかえるものでもないですね。
借用したヒートガン。
では、まずPS3本体を分解していきます。最終的にメイン基盤のみにしたいわけですね。
HDDが入っている穴のすぐ上にVOIDシールがありますが、かまわず剥ぎ取ります。SONYの保障なんざいりません。
なお、この時点でHDDは取り外しておいたほうがいいでしょう。
剥ぎ取ると、ゴムがあるので爪などを利用して取り外します。基本的にはめてあるだけなので、簡単に外れます。
(左)とる前 (右)とった後
すると、(写真左)PS3表面のパネルが向かって左側(矢印方向)にずれるので、スライドさせて持ち上げると外れます。(写真右)
あとは、目に見えるネジを全て外し、リア側から持ち上げると外れます。外した状態です。
次に、電源ユニットとブルーレイドライブを外します。電源ユニットを外し、ドライブを外すという順番になります。
電源ユニットはメインボードと裏でつながっていますが、簡単に抜けるので少々硬くても引っ張ってOKです。
2点を外した状態です。無線LANのアンテナと、日付記憶用バッテリ、サブ基盤との接続用フラットケーブルがありますので、全て外します。その後、見えるネジ全てを外すとメインボードを取り外すことができます。
メインボードです。参考にさせていただいたサイト様にもありましたが、グリス塗りすぎですよね・・・。
これがSONY謹製、CELLプロセッサ(右)とRSXチップ(左)です。PS2のチップとよく似ています。
では作業を開始します。
まず、基板全体を程よく暖めます。これは急に温まった場合に、クラックがおきることなどを防ぐ為です。
ただし、コンデンサなどの部品はできるだけ暖めないほうが良いでしょう。
程よく温まったところで、メインのチップ2個を加熱します。
画像の丸のついたチップを、400度のヒートガンで約15秒間、まわしながら、間隔2センチくらいで加熱していきます。
加熱が終了したら、ヒートガンを少しずつ遠ざけ、ゆっくり冷却します。20分ほど放置したほうがいいでしょう。
これをもう片方の面にも実行します。
とりあえず作業は終了です。これで仮組みして電源を入れてみると・・・。
・・・きたwwwww(テレビ映像の乱れはテレビが壊れかけているからです)
バックアップバッテリを外したので時計がリセットされていますね。
はい、起動することが分かったので本組みします。
当然、CPU系にはすべてシリコングリスを塗ります。恒例の「マスター潤!」(じゃないw)を使用します。
あ、ちなみにこれ↓、普通にビックカメラなどで売ってます。サンワサプライのものなので。
300円程度と安価にもかかわらず、白グリスにしては良く冷え、容量もたくさん入っているので重宝します。
最近はもっぱら自作にも、レストアにもこれを使用しています。
余談はさておき、これで本組みし、2,3時間、このPS3に1度トドメをさした“アルトネリコ3”をプレイしまくりましたが、落ちませんでした。
おまけ
1.せっかくだから、ということで電源ユニットを分解しました。写真を載せておきます。
2.コントローラを・・・。
友人に頂いたものなので文句は言えないのですが、コントローラが劇、汚いので恒例行事として水洗いしました。
分解して、洗うもの(左)洗えないもの(右)
洗えるものは、普通にぬるま湯に中性洗剤で洗います。
1日程度乾燥させてから、組み立てます。
というわけで今回は大成功でした。(いろいろな面で)
まぁ、壊れる覚悟でやってみるのも楽しいのではないでしょうか。