MSI 865G Neo2-LS復活大作戦

投稿者: | 2011-03-01



MSI 865G Neo2-LS復活大作戦]]>

MSI 865G Neo2-LS復活大作戦

<<本日より、写真サイズが320x240から640x480となります。ご意見などありましたら、メールでお知らせ下さい。>>

↑こいつだよこいつ!

 

さて、前回Dyna様のHPで頂き、結果的に動かず放置していたM/Bですが、Dyna様のHPにて掲載させて頂いた所、

多くのご指導を頂き、もう一度チャレンジしてみようと言う事で挑戦した次第です。

結果的には、大成功、起動しました。これで5枚頂いたM/Bはすべて動作しました。

 

まずはpc1024様のチェック方法を試しました。

・CMOSクリア→電池抜き、ジャンパの両方実施、変化無し。

・ボタン電池電圧→新品交換も、変化無し。

・ジャンパピンはあるか→ついている。

・モニタへのシグナル→なし。

・CPUは適合品か→Northwoodコア、2.00GHz/Socket478。適合品。

・メモリスロット→全バンク確認も、変化無し

・電源は正常か→他のM/Bで確認済み。

結果:状況変化無し

つまり、BIOSが飛んでいるようですね。

 

というわけで気を取り直し、うし様のアドバイスを読み実行していきます。

以下、引用<<

今回ホットスワップを行われていますが、一つ問題があります。
865GのBIOS ROMはFWHと呼ばれるタイプになります。
ところが、A8VのROMは通常のタイプだと思うのです。
一度おのおののROM品番で検索し、データーシート見てください。
FWHと通常のROMとでは互換性がありませんので。
また、要求電圧が違う場合もあるので、データシート必見です。

865GのROMをホットスワップするには、Intel8xx系チップセット
マザーを用意してみるがよろしいかと。
(過去何度かFWHのホットスワップ挑戦したけど成功しなかった経験)

また、865チップセットに組み合わされるサウスICH5(だったかな)は
非常に故障率高いようです。
(5枚入手し、生存2枚のみ)
サウスの表面をルーペで観察して、小さな焼け跡ないか確認して
ください。

>>引用終わり

まず、簡単に分かるのは下部のサウスの焼けがないかなので、確認しましたが、それらしいものは発見できず。

ということで、はじめのほうにあるように、A8Vで書き換えたことが問題ではないかと判断し、Intel8xx系マザーで書き換えましょう。

と思い、探していたらありました。しかも、頂いた5枚のうちの1枚です(!)。

ASUS P4PE(Socket478/DDR SDRAM/Intel 845PE)(以下、P4PE)

 

これがBIOSチップです。直付けでないので、ホットスワップには向いていますね。

 

これがノースチップでしょうか。

 

これで書き換えることにし、まずMSI 865G Neo2-LS(以下、865G)のBIOSチップを剥ぎます。

前回行った実績のあるヒートガンで剥がしますが、関係の無い部分はアルミホイルで保護しましょう。

(保護しても、近いためSATAポートが溶けました。IDE専用でいきますか・・・。)

 

剥がしたら、P4PEのマザーをバラックで組みます。

M/Bが裸のほうが、作業がしやすいです。(作業中の写真ですが気にせず。)

 

では先に、起動用FDを作成します。

Windows(バージョン不問)上でMS-DOS起動ディスクを作成し、

Io.sys

Command.com

Msdos.sys

以外のファイルを削除します。

(フォルダオプションでシステムファイルを表示しないにしている方は、これらのファイルは表示されません。)

これでピュアなDOSの完成です。(極力無駄を省き、安定させるため)

 

次に、MSIのサイトからBIOSファイルをダウンロードします。

MSIのサイトは、なぜかリンクが切れていたり違うところに誘導されたりして不愉快なので、Googleから直接検索していきます。

ttp://www.msi-computer.co.jp/support/bios/?p=865G+Neo2-LS

ここにありました。一番上の“6728v25.zip”をダウンロード、解凍します。

中には、書き込み用プログラム(Adsfi711.exe)、BIOSファイル(A6728IMS.250)、テキストとDocファイルでした。

後者2つは文書なので放置し、先ほど作ったDOS起動ディスクにBIOSファイルを“BIOS.BIN”とリネームし、コピーします。

リネームは、単純なタイプミスを防ぐためなので、何でもOKです。(A6728IMS.250とか、いちいち打ちたくない。)

次に、書き込み用のプログラムをコピーしますが、今回は

・書き込まれるM/BがAMI BIOSであること

・書き込みを行うM/BがASUSであること

などから、まずAflash(ASUS Flash Utility)を試す事にしました。

AFLASHもASUSのサイトからダウンロードし、FDにコピーします。

なお、今回はAflash v2.21を使用しました。

 

では書き込みしていきましょう。

半分抜けた状態で、P4PEのBIOSROMをセットし、起動FD差込み、PCを立ち上げます。

 

BIOSが立ち上がりました。

 

起動FDを読み込み、DOSを読み込み終わるまで待ちます。プロンプトが出たのでOKですね。

 

ここで、P4PEのBIOSROMを引き抜き、865GのBIOSROMを差し込みます。

 

DIRコマンドで、FD内容の確認です。(モニタの関係上、左が少し途切れています)

上から

Command.com

Autoexec.bat←今回は不要です。

Config.sys←今回は不要です。

Adsfi711.exe←今回は不要です。

Bios.bin

Aflash.exe

Awd823.exe←今回は不要です。

Awdflash.exe←今回は不要です。

ですね。後のことを考えてAwardflash3種と、ついてきたAfudosも入っていますが、そこはスルーして下さい。

 

Aflashと入力し、リターン(Enter)します。

 

このようなものが立ち上がります。

良くも悪くも、M/Bの機種まで認識していますね。

ここでは

1.BIOSROMを読み込んで保存

2.BIOSROMにブートブロック以外を書き込み

となっているので、2を選択しリターンします。

 

2を選択し、リターンするとこのような画面です。書き込むBIOSファイルを指定しろとあるので、

コピー時にリネームしたBIOS名(ここではBIOS.BIN)と入力します。

 

入力し、リターンします。

 

すると、このファイルはASUSのじゃないぞ、モデルに適合しないBIOSだぞといわれますが、

実行しますか(Y/N)と出ているので迷わず実行します。

Yを押しリターン。

 

すると、まずBIOSの内容が消去されます。

 

消去が完了すると、Doneと表示され、間髪入れずプログラムされていきます。

 

書き込みが完了しました。Esc押せといわれますが、無視して電源を落とします。

(書き込みは終了されています。心配であれば指定どおりEscを押し、その後の指示に従ってください。)

 

さて、書き込みも終了したことなので、半田しなおします。

あらかじめ、マザーボード側に少し半田を盛っておくと楽にできます。

ヒートガンで、チップの重みで半田が付くまで、念入りに暖めます。

 

くっつきました。SATAポートが残念なことになってますが。

 

十分に冷めてから、バラックで組み立てます。

CPUはCeleron 2GHz(Northwood-128k)、メモリはPC2100 128MBを1枚です。

このM/Bは865Gなので、Gの付く通りオンボードグラフィック内臓タイプです。ここに接続します。

 

この状態で電源を入れると・・・

 

“ピッ”

・・・・。

きた!きました!

 

CMOS設定が飛んでるぞ、設定しなおせやと言われるので、指示通りF1を押し、BIOS設定画面に移行します。

 

BIOS設定画面で日付などをあわせ、F10を押しセーブします。再起動されました。

 

再起動しても・・・・

きたー!ということで、大成功ですね。

 

さーて。

非常に長い長いレポートとなりましたが、非常に勉強になりました。

やはり、ジャンクは人を育てる(?)、ですね。

この動作した瞬間の喜び、これだけで苦労が吹っ飛びます。

今回のことでBIOSに関して非常に多くのことを学びました。

このような機会を頂いたDyna様ならびに、M/Bを頂いたHISA様、アドバイス頂きましたpc1024様、うし様に感謝致します。

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