TOSHIBA dynabook TX/67DSの修理]]>
TOSHIBA dynabook TX/67DSの修理
以前HDD交換・OS再インストールを行い、返却したdynabookですが、遂に、東芝のこの世代の持病である
「バッテリでしか起動しない病」にかかってしまい、お預かりしました。
スペックは以下の通りです。
CPU:Intel Core2Duo T7100 (Dual-core/1.8GHz)
メモリ:4GB(DDR2 SODIMM/2GBx2/スロット2/最大4GB/増設済み)
HDD:320GB(2.5インチ/SATA)
液晶:15.4インチグレア(WXGA/1280x800)
チップセット:Intel 965GME
光学:DVDスーパーマルチ
OS:Microsoft Windows Vista HomePremium
まだまだいけそうなスペックですね。
正直一般ユーザーには余り高性能さは求められていませんので、Win7を入れれば普通に使用できるレベルです。
まぁVistaもSP1が出てからはかなりおとなしくなったので、使えないほど遅くはありません。
さて、「バッテリでしか起動しない病」についてですが、東芝のこの世代の機種には多発しているようで、価格コムでも酷評を受けています。
TX/6x系やAX/5x系なども同じようで、Core2世代がまずいようですね。
AX/5x系に関しては、CelMにVistaを積んだりと無茶苦茶です。正直CelMにVistaは使い物になりません。(主観ですが)
チップセットはAX/53Cを例に挙げると「Intel 943GML」ですが、どうも945世代~965世代がまずいのでしょうか。
ACを差し、立ち上げても立ち上がりませんが、バッテリだと立ち上がります。
ACでも不安定ながら起動していた頃は、CPUの省電力設定を変えると、挙動が変わりました。
CPUを1コア駆動にし、周波数をAlwaysLowにすると、結構安定します。つまり、CPUの電源周りがまずいんだろうと思いますが、
調べているとこんな記事を発見。
【みんカラ】 Dynabook AX/53C の修理|非核的妄想日記|ブログ|しーぜろ – 車・自動車SNS(ブログ・パーツ・整備・燃費)
http://minkara.carview.co.jp/userid/323388/blog/23497833/
この方によると、不安定の要因はCPUの電力を供給しているスイッチングが不安定なことが要因のようです。
※記事のリンク、またこちらの記事に問題がありましたら、ご連絡下さい。削除致します。
とりあえず、上記サイト様の表記通り、ICを探します。
まずは分解します。
キーボードを外します。
上半身とアームレストを外します。
探していると、これのようですね。ADP3208です。
位置的には、PCカードExpressスロットの上です。
位置的には、橙の裏側にCPUがあるので、妥当な位置でしょうか。
とりあえず、データシートを見つつ、元のコンデンサを取り外します。その後、ジャンパ線で引き出し、コンデンサを取り付けます。
元々のものより大きめのものを取り付けます。まずはテストなので、仮付けします。
この状態でバラックで組み立て、電源を入れてみます。きましたね。ランプの位置的に、AC駆動なのが分かるかと思います。
動くことも分かったので、綺麗に処理をします。
テープで絶縁し、
その上からテープを乗せます。
あとは逆の手順で元に戻します。ACで起動しますね。
負荷テストをしても大丈夫なようです。が、まだ時々フリーズしますね。とりあえず動くようになったので良しとします。