TOSHIBA dynabook SS RX1の3個イチ

投稿者: | 2011-06-12



TOSHIBA dynabook SS RX1の3個イチ]]>

TOSHIBA dynabook SS RX1の3個イチ

 

さてさて、今回はモバイルノートです。

割と最近の機種ですね。

 

実は3台も落札してしまいました。

スペックと状態はこんな感じです。

 

①TA106E/2W(PPR1TACEPSRUK)

CPU:Inetl Core2Duo U7500 (1.06GHz)

メモリ:1.5GB(DDR2-SODIMM/オンボード512MB/最大1.5GB/スロット1)

HDD:80GB(2.5インチ/SATA)

液晶:12.1インチワイドノングレア(WXGA/1280x800)※LEDバックライト

OS:Microsoft WindowsXP Professional COAシール付

その他:筐体/液晶綺麗、光学ドライブ付き/キーボード不良

 

②SA106E/2W(PPR1SACEP43UP3)

CPU:Intel Core2Duo U7500 (1.06GHz)

メモリ:512MB(DDR2-SODIMM/オンボード512MB/最大1.5GB/スロット1)

HDD:40GB(2.5インチ/SATA)※不良

液晶:12.1インチワイドノングレア(WXGA/1280x800)※LEDバックライト

OS:なし

その他:筐体右下破損/液晶シミ有り/キーボード不良&塗装剥げ

 

③SA106E/2W(PPR1SACEPZ3UKD)

CPU:Intel Core2Duo U7500 (1.06GHz)

メモリ:1GB(DDR2-SODIMM/オンボード1GB/最大2GB/スロット1)

HDD:なし(2.5インチ/SATA)

液晶:なし

OS:Microsoft WindowsXP Professional COAシール付

その他:筐体比較的綺麗/キーボード不良

 

ううむ。

3台ともキーボード不良とは、どう考えても機種特有の症状としか思えませんね。

とりあえず、②が届きました。

天板は普通ですね。そこそこ使われていた程度でしょうか。

 

開いてみるとびっくり。左下が割れています。キーボードもかなり使い込まれていますね。

 

幸い基板にはダメージが無いようですね。

 

裏返します。使用感たっぷりですね。しかもCOAシールは剥がされています。

 

立ち上げてみると、普通にBIOS画面を拝めました。

しかし、ここからどうがんばっても進みません。とりあえず分解しましょう。

 

メモリスロットは何も刺さっていませんでした。無線LANも無く、ちょっとがっかりです。

 

裏から見えるねじをすべて外し、その後でこのフラットケーブルを外します。

 

ここのねじも忘れずに。

 

これで裏フタが外れます。HDDが付いていますね。

 

よく見ると、モーター部のフラットケーブルが切られているようです。

恐らくHDDが不良のため進まなかったのでしょう。

 

外して仮組みし、起動してみるとしっかりBIOS画面にいけました。

写真でみるとそうでもないですが、実際はかなり液晶がシミだらけです。

 

さて、次は③が到着しました。天板は非常に綺麗ですね。

 

液晶はありませんが、全体的に綺麗です。

 

というわけで、液晶をこちらに付けてみます。

ここ2箇所と、

 

こちら2箇所を外します。四角で囲んだ部分はねじがありませんので、はがさなくてOKです。

 

すると、液晶ベゼルを簡単にはがせます。

 

続いて②も分解します。

 

ベゼルが外れました。

 

取り外した液晶です。薄いですね~!

 

東芝松下のものですね。LTD121EWEK(WXGA/1280x800)

 

ノギスで実測すると、約2.5mmしかありません。恐ろしいですね。

 

さて、あとは逆の手順で戻します。

 

しかし残念ながら、これだけの数のキーが不良です。テープの付いたものが不良キーです。

 

こちらはこれでOKですね。

続いて①が届きましたので見ていきます。非常に美しい、まさに美品です。

 

アームレスト周りも文句なしです。

 

裏も綺麗ですね。

 

そして極めつけは、これですね。

 

カチッと

 

光学ドライブです。これも薄いですね~。

 

実測で8mm程度です(ベゼル部)。東芝の執念としか思えません。

 

この機体には、1GBのモジュールが搭載されていました。

IODATAのものです。が、チップはELPIDAですね。

 

分解するとこんな感じです。先ほどの光学無しモデル(1スピンドル)と比較するとぎっしり詰まっている感じですね。

 

比較用に、③のマザーです。光学ドライブ部がスペーサで埋めてありますが、筐体に光学ドライブ用の

切り欠きがないので、ドライブだけ購入しても取り付けは不可能です。

 

HDDも付いています。データは消去済みですが。

TOSHIBA MK8037GSX(2.5インチ/SATA/5400rpm/80GB)

 

とりあえず、①のマザーボードはオンボード512MBモデルなので、②と取替えできないか試してみましょう。

並べてみました。変わりは無い様に見えますね。

 

いろいろ目視で調べた結果、双方互換性ありの完全コンパチであることが判明。

取り替えます。試しにXPをインストールします。1GB+1GBで2GBになっていますね。

 

さて、ここで終わりではありません。本格的にモバイルするにあたって、最近流行のものを注文しておきました。

そう、SSDです。モバイルにはうってつけでしょう。私はモバイルでそんなに容量は必要ありませんので、お安い30GBをチョイス。

Kingston SSD now Vseries 30GB ¥5500

 

開けてみました。サイズはHDDと変わりありません。

 

裏はこんな感じです。

 

取り付けます。この写真では試しに光学なしモデルに取り付けています。

 

これでWindowsをインストールし、ドライバを当てていきますが、導入するOSがXPのため、以下の手順を踏みます。

私はこれに後で気づき、再インストールする羽目になりました。

※詳細は「XP SSD アライメント」で検索して下さい。

つまり、アライメント調整をしないと、XPではSSDのパフォーマンスを十分生かせない、ということです。

さて、インストールも終了し、大体使えるようになりましたが、まだ問題があります。キーボード不良ですね。

 

注文しておきました。某オークションで探したところ、白しかありませんでしたが、シルバーに白キーボードは

Let’sNoteのときにカッコいいということを学習したので、白でOKでしょう。

届きました。¥3000

 

綺麗ですね。

 

ちょっと汚れが・・・。新品なんですけど?拭いて落ちたので良いでしょう。

 

裏はこんな感じです。

 

US版のようですが、US版日本語キーボードとは・・・?

 

ちなみに取り外したキーボードはこんな感じ。

 

これはJPとあるので日本版のようですね。

 

もはやベコベコです。取り外し時、両面テープで張ってあるため、剥がすときボコボコになります。

まぁ、もう一度両面テープで張ればさほど気になりませんが。

 

というわけで新品を取り付けます。キーボードが外れた状態です。ここに両面テープを張ります。

4辺と穴、あとは適当に張りましょう。

 

できました。

 

これで完全体になりました。大変だった・・・。

 

また、分解していて驚いたのがメインボードのサイズ。

サイズ比較にFRISKをおいていますが、小さいのがお分かりでしょうか。

 

さて、最終的な状態はどうなったのでしょう。

 

TOSHIBA dynabook SS RX1 TA106E/2W 改

CPU:Inetl Core2Duo U7500 (1.06GHz)

メモリ:2GB(DDR2-SODIMM/オンボード1GB/最大2GB)

SSD:30GB(2.5インチ/SATA)

液晶:12.1インチワイドノングレア(WXGA/1280x800)

光学:DVDスーパーマルチ

という感じです。

 

パーツとしては

メインボード=③

筐体=①

液晶=①

キーボード=新調

SSD=新調

 

という感じです。アレ?②の姿が・・・ここは気にせず。

・・・結局かなりお金がかかりました。

ジャンク=安い

では無い、良い一例かと思いますが、デメリットばかりではありません。

良いところをとって3個イチしていて、不足分は新規なので、新品同様の状態になります。

といっても、お高いのでアレですが、分解整備するのが好きなので問題は無いでしょう。

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