TOSHIBA dynabook SS RX1の3個イチ]]>
TOSHIBA dynabook SS RX1の3個イチ
さてさて、今回はモバイルノートです。
割と最近の機種ですね。
実は3台も落札してしまいました。
スペックと状態はこんな感じです。
①TA106E/2W(PPR1TACEPSRUK)
CPU:Inetl Core2Duo U7500 (1.06GHz)
メモリ:1.5GB(DDR2-SODIMM/オンボード512MB/最大1.5GB/スロット1)
HDD:80GB(2.5インチ/SATA)
液晶:12.1インチワイドノングレア(WXGA/1280x800)※LEDバックライト
OS:Microsoft WindowsXP Professional COAシール付
その他:筐体/液晶綺麗、光学ドライブ付き/キーボード不良
②SA106E/2W(PPR1SACEP43UP3)
CPU:Intel Core2Duo U7500 (1.06GHz)
メモリ:512MB(DDR2-SODIMM/オンボード512MB/最大1.5GB/スロット1)
HDD:40GB(2.5インチ/SATA)※不良
液晶:12.1インチワイドノングレア(WXGA/1280x800)※LEDバックライト
OS:なし
その他:筐体右下破損/液晶シミ有り/キーボード不良&塗装剥げ
③SA106E/2W(PPR1SACEPZ3UKD)
CPU:Intel Core2Duo U7500 (1.06GHz)
メモリ:1GB(DDR2-SODIMM/オンボード1GB/最大2GB/スロット1)
HDD:なし(2.5インチ/SATA)
液晶:なし
OS:Microsoft WindowsXP Professional COAシール付
その他:筐体比較的綺麗/キーボード不良
ううむ。
3台ともキーボード不良とは、どう考えても機種特有の症状としか思えませんね。
とりあえず、②が届きました。
天板は普通ですね。そこそこ使われていた程度でしょうか。
開いてみるとびっくり。左下が割れています。キーボードもかなり使い込まれていますね。
幸い基板にはダメージが無いようですね。
裏返します。使用感たっぷりですね。しかもCOAシールは剥がされています。
立ち上げてみると、普通にBIOS画面を拝めました。
しかし、ここからどうがんばっても進みません。とりあえず分解しましょう。
メモリスロットは何も刺さっていませんでした。無線LANも無く、ちょっとがっかりです。
裏から見えるねじをすべて外し、その後でこのフラットケーブルを外します。
ここのねじも忘れずに。
これで裏フタが外れます。HDDが付いていますね。
よく見ると、モーター部のフラットケーブルが切られているようです。
恐らくHDDが不良のため進まなかったのでしょう。
外して仮組みし、起動してみるとしっかりBIOS画面にいけました。
写真でみるとそうでもないですが、実際はかなり液晶がシミだらけです。
さて、次は③が到着しました。天板は非常に綺麗ですね。
液晶はありませんが、全体的に綺麗です。
というわけで、液晶をこちらに付けてみます。
ここ2箇所と、
こちら2箇所を外します。四角で囲んだ部分はねじがありませんので、はがさなくてOKです。
すると、液晶ベゼルを簡単にはがせます。
続いて②も分解します。
ベゼルが外れました。
取り外した液晶です。薄いですね~!
東芝松下のものですね。LTD121EWEK(WXGA/1280x800)
ノギスで実測すると、約2.5mmしかありません。恐ろしいですね。
さて、あとは逆の手順で戻します。
しかし残念ながら、これだけの数のキーが不良です。テープの付いたものが不良キーです。
こちらはこれでOKですね。
続いて①が届きましたので見ていきます。非常に美しい、まさに美品です。
アームレスト周りも文句なしです。
裏も綺麗ですね。
そして極めつけは、これですね。
カチッと
光学ドライブです。これも薄いですね~。
実測で8mm程度です(ベゼル部)。東芝の執念としか思えません。
この機体には、1GBのモジュールが搭載されていました。
IODATAのものです。が、チップはELPIDAですね。
分解するとこんな感じです。先ほどの光学無しモデル(1スピンドル)と比較するとぎっしり詰まっている感じですね。
比較用に、③のマザーです。光学ドライブ部がスペーサで埋めてありますが、筐体に光学ドライブ用の
切り欠きがないので、ドライブだけ購入しても取り付けは不可能です。
HDDも付いています。データは消去済みですが。
TOSHIBA MK8037GSX(2.5インチ/SATA/5400rpm/80GB)
とりあえず、①のマザーボードはオンボード512MBモデルなので、②と取替えできないか試してみましょう。
並べてみました。変わりは無い様に見えますね。
いろいろ目視で調べた結果、双方互換性ありの完全コンパチであることが判明。
取り替えます。試しにXPをインストールします。1GB+1GBで2GBになっていますね。
さて、ここで終わりではありません。本格的にモバイルするにあたって、最近流行のものを注文しておきました。
そう、SSDです。モバイルにはうってつけでしょう。私はモバイルでそんなに容量は必要ありませんので、お安い30GBをチョイス。
Kingston SSD now Vseries 30GB ¥5500
開けてみました。サイズはHDDと変わりありません。
裏はこんな感じです。
取り付けます。この写真では試しに光学なしモデルに取り付けています。
これでWindowsをインストールし、ドライバを当てていきますが、導入するOSがXPのため、以下の手順を踏みます。
私はこれに後で気づき、再インストールする羽目になりました。
※詳細は「XP SSD アライメント」で検索して下さい。
つまり、アライメント調整をしないと、XPではSSDのパフォーマンスを十分生かせない、ということです。
さて、インストールも終了し、大体使えるようになりましたが、まだ問題があります。キーボード不良ですね。
注文しておきました。某オークションで探したところ、白しかありませんでしたが、シルバーに白キーボードは
Let’sNoteのときにカッコいいということを学習したので、白でOKでしょう。
届きました。¥3000
綺麗ですね。
ちょっと汚れが・・・。新品なんですけど?拭いて落ちたので良いでしょう。
裏はこんな感じです。
US版のようですが、US版日本語キーボードとは・・・?
ちなみに取り外したキーボードはこんな感じ。
これはJPとあるので日本版のようですね。
もはやベコベコです。取り外し時、両面テープで張ってあるため、剥がすときボコボコになります。
まぁ、もう一度両面テープで張ればさほど気になりませんが。
というわけで新品を取り付けます。キーボードが外れた状態です。ここに両面テープを張ります。
4辺と穴、あとは適当に張りましょう。
できました。
これで完全体になりました。大変だった・・・。
また、分解していて驚いたのがメインボードのサイズ。
サイズ比較にFRISKをおいていますが、小さいのがお分かりでしょうか。
さて、最終的な状態はどうなったのでしょう。
TOSHIBA dynabook SS RX1 TA106E/2W 改
CPU:Inetl Core2Duo U7500 (1.06GHz)
メモリ:2GB(DDR2-SODIMM/オンボード1GB/最大2GB)
SSD:30GB(2.5インチ/SATA)
液晶:12.1インチワイドノングレア(WXGA/1280x800)
光学:DVDスーパーマルチ
という感じです。
パーツとしては
メインボード=③
筐体=①
液晶=①
キーボード=新調
SSD=新調
という感じです。アレ?②の姿が・・・ここは気にせず。
・・・結局かなりお金がかかりました。
ジャンク=安い
では無い、良い一例かと思いますが、デメリットばかりではありません。
良いところをとって3個イチしていて、不足分は新規なので、新品同様の状態になります。
といっても、お高いのでアレですが、分解整備するのが好きなので問題は無いでしょう。