]]>
TOSHIBA dynabook Qomsio F30/85Aのグラフィック修理
さて、またまた久しぶりのQosmioです。
何度も同じような機種をリフローしているので、今更もう一度購入したわけではありません。
当サイトを見て頂いたKさんが、修理をしてみてほしいとのことで、以下の条件に同意頂いた上で、お預かりしてみました。
・往復送料のご負担
・症状が悪化してもノークレーム・ノーリターン
・修理後の寿命が短いかも知れない
・当方のWebページに掲載する
まずは、現状をみてみます。機種はタイトルの通りF30/85Aです。
仕様としては
CPU:Intel CeleronM 440 1.86GHz
メモリ:1GB(DDR2-SODIMM/2スロット)
HDD:160GB(2.5インチ/SATA)
チップセット:Intel 945PM + Nvidia GeForce Go7300
液晶:15.4インチワイド(1280×800/WXGA)
光学:DVDスーパーマルチ(スロットインタイプ)
無線:802.11b/g
といったところでしょうか。もちろん、東芝のハイエンドらしくharman/kardonスピーカ搭載です。
早速電源を入れてみます。おっ、起動しますね。
BIOSに入ってみます。一応、入れる・・・?
とりあえず、リカバリをかけてみることにします。0キー連打でDtoDが起動します。
おっ、すごい表示不良です。典型的なグラフィックチップ不良ですね。
分解していきます。本体を裏返し、裏のふた、ねじをすべて外します。
続いて、キーボード上部のカバーを外します。
外れました。続いてキーボード上部のねじを外し、キーボードを外していきます。
キーボードが外れますが、フラットケーブルに気をつけて下さい。
ここでも、見えるふたとねじをすべて外します。
これで、液晶ごと上部と下部に分離します。
メインボードを取り外せました。
ヒートシンクを外すと、これのようですね。左がGeForce、右がIntel 945PMです。
こちらをヒートガンでリフローしていきます。ぐ~るぐる回しながら、暖めます。
逆の手順で元に戻し、動作確認してみると・・・。
起動しました。大丈夫そうですね。
あとはCPUとグラフィックに負荷を掛け、動作確認して終了です。
K様にも喜んで頂けうれしい限りです。