TOSHIBA dynabook Qosmio D710/T4ARの液晶交換]]>
TOSHIBA dynabook Qosmio D710/T4ARの液晶交換
またQosmioかよ、どうせGPUだろ?とか言わないで下さい。
今回はリフローでは有りません。本当です。しかも、かなりの新機種です。
まずはスペックを。
CPU:Intel Pentium P6100(2.0GHz/Dualcore)
メモリ:4GB(DDR3-SODIMM/2スロット/最大8GB)
HDD:不明(3.5インチ/SATA/標準装備:1TB)
液晶:21.5インチワイド光沢液晶(フルHD/1920x1080)
OS:Windows7 HomePremium COAシール付き
その他:HDMI、D端子入力、地上デジタルチューナー装備など
・・・と、かなり最近なスペックですね。
どのようなジャンクかというと、「液晶割れ」です。
比較的古い機種だと、液晶割れは高く付く場合が多いので手を出しませんが、
新しい機種の液晶割れの場合、液晶がやや高額でも、動作品となれば価値は跳ね上がりますので問題有りませんね。
送料込みで¥5000程度でしたので、失敗してもWindows7付いてくるしいいか、ということで落札してみました。
<液晶交換前の画像を取り忘れています。ご了承下さい。>
分解については、スタンドを取り外して、筐体裏のネジを全て外し、めくるだけですので割愛します。
ただ、分解時にドライバーでこじったりすると、跡が付いてみっともなくなります。
この機体は、入手時に既に分解痕がありました。HDDでしょうね、きっと。
前置きが長くなりましたが、まずは液晶を探さないことには始まりません。
全く同じ液晶ならベストですが、そうそう手に入りませんし、なによりお高いです。
こういった場合、中古の液晶ディスプレイから取り外すのが正攻法でしょう。
ちなみに、ちなみにですが、HDDはやはり、取り外されていました・・・ではなく、破壊されていました。
破壊したなら、処分してくれれば良いのに・・・と思いながら、粉砕しました。
プラッタがかわいそうです・・・
せっかくの1TBHDDなんですがね。しかも7200rpmの高速タイプです。
分解した際に出てきた、割れた液晶ユニットはこれ。
韓国LG電子製のパネルですね。LM215WF1です。
1920×1080(フルHD)/21.5インチ/光沢/2灯式CCFLバックライト/TN
こんなコネクタです。
中身は分かりませんので、正直博打ですが、データシートを見つめながら似たような液晶を探しました。
某巨大掲示板で、譲って頂ける方が居ましたので、譲って頂きました。送料込み¥8000です。
I・ODATA LCD-MF221XWR(21.5インチ/フルHD/ノングレア)
ノングレアですが、まぁいいでしょう。表示は良好です。
型番表示です。
さて、ぱぱっと分解します。おぉう・・・液晶ユニットのフレーム色が違います。外したか・・・?
左下に、刻印があります。台湾AUOのパネルのようですね。割と高級です。
液晶ディスプレイの電源基板・制御基板から外します。
もちろん、フロントベゼルも外します。
パネルだけになりました。
やっと型番が拝めます。台湾AUOのM215HW01 V.0ですね。果たして互換性はあるのでしょうか。
端子の位置は、誤差の範囲程度ですね。コネクタは同じです。
まず割れた液晶ユニットを液晶ディスプレイに戻してみましょう。
電源を入れると、割れていますがバックライトも点灯します。表示は見えませんが、こういった感じになっていれば大丈夫でしょう。
さて、かなり端折りますが、ノングレアの割れていないパネルをQosmioに取り付けます。
液晶信号コネクタも、バックライトのコネクタも同じなので、たぶん大丈夫でしょう。
電源を刺すと、通電しますね。(当然ですが)
電源ボタンを押すと・・・。きました!Qosmioロゴです。
ほかっておいたら、BootAgentが出てきました。正常ですね。
再起動し、BIOSを表示してみます。大丈夫です。
手持ちの適当なHDDを取り付けておいたので、Windows7をインストールしてみます。
専用のリカバリではない為、いくつかドライバが当たっていませんが、基本的なドライバを当てたところ、動作は良好です。
電源を切ると、こんな表示が出ます。パソコンの電源が切れていると、ただのディスプレイとして動作するようです。
と言うわけで、まずはPS3を接続してみました。良好です。スピーカも内蔵しているので、HDMI1本で音も鳴ります。
音量調節などは本体サイドにあるボタンで行います。
これで終了です。