SONY VAIO QR1の修理]]>
SONY VAIO QR1の修理
最近、ジャンクで3台まとめて手に入ったQR1なのですが、個々に症状が違いなかなか苦労しました。
結局3個イチという形になりましたが、まぁ起動するようになっただけヨシとします。
1台目
・Mobile Celeron 650MHz
・HDDコネクタあり
・起動可能、しかし液晶緑(?)
2台目
・Mobile Celeron 600MHz
・HDDコネクタなし
・起動不可
3台目
・Mobile Celeron 600MHz
・HDDコネクタなし
・起動不可
という状態でした。1台目はいいですが、のこりはHDDコネクタが無いので復活しても実用は無理でしょう。
今回は1台を完全状態にすることを目指しました。
電源をいれようと思ったのですが、タイミング悪く19.5Vのアダプタが見当たらない!
というわけで内部に半田付けしてとりあえず暫定処置としました。
とりあえず現状確認。メモリを取り付け電源をいれると、こんな状態です。シュレックかと。
うっすら“Operating System Not Found”と表示されているのが分かります。
どうも液晶へ信号がうまくいっていないような感じです。
とりあえずどうしようもないので、分解してみます。
今回はネジ数が多いので丸がつけられませんでしたが、基本的に見えるネジを全てはずせばOKです。
メインボードです。右は電源サブボード。
どこが悪いのでしょう・・・。?半田付けの跡がありますね・・・。
どうも、パターンから見るに、ここには同じ部品が2個並んでいたようです。
しかも、この端子は液晶との接続端子です。全てがつながりました。
しっかし、非常に小さいですね・・・。半田付けは困難かも。
とりあえず、パターンを書き出すとこんな感じですね。
このパーツがどんなもんじゃ、ということでテスターを当ててみましたが、普通に導通しています。
と、いうわけで、図中の青で書き出した部分をジャンパすることにしました。
まずは、線材が必要ですが、こんな細かい線はありません。というわけで、半田吸い取り線をほぐして使用しました。
そして、基板にはんだが乗りやすいよう、あらかじめフラックスを塗っておきます。
フラックスを塗ったら、予備はんだをします。こて先に少し半田を乗せ、パターンの上を滑らせる感じです。
はんだ付けの最中は集中力の関係で撮れていません。ご容赦を。
とりあえず片方から出しました。あとはコネクタの根元にはんだ付けするだけですね。
はい。完成です。ちなみに、写真では重なっているように見えますが、1本1本にセロテープで絶縁して(4枚重なっている)いるのでショートしません。
仮組みし、電源投入。緊張の一瞬です。きたー!!黒い、黒いよママ、シュレックじゃないよ!
調子に乗って、組み立てます。
3台あるので、全て分解して、一番きれいなパーツを集めて1台くみ上げます。
筐体類
液晶・メインボードなど
はい、1台組みあがりました。
BIOS表示もOKです。あとはWindowsをインストールして終わりですかね。
CDドライブもついているので、サクっとインストールして、終了です。
OSはWindows2000を入れました。
はい、今回はこれで終了です。
やっぱり、つなげば直るもんですね、電子機器は。
たださすがに1ミリを切るとはんだ付けはきついものがあります。
今回は18Wの電子用を使用しましたが、30Wとかだと横まで溶けてしまいますからね。