Radeon RX470 8G MINING QUAD (例のグラボ)Part3

投稿者: | 2019-01-27

続き物です。今回は一応、一区切りの予定です。
前回BIOS書き換えとHDMI1を使用できるようにしましたが、続いてHDMI2を使用できるようにするのが今回の目的です。

こちらがHDMIコネクタ。aitendoさんで購入しました。

実装自体はそこまで難しいサイズではありませんが、基板のスルーホールを抜くのが大変です。面倒だったのでホットエアでそのままコネクタを埋めました。

続いてHDMI-1と同じように、出力段のコンデンサと抵抗を実装します。
相変わらず小さいので、無くしそうになります。
実装しました。

次はHDMI-2の大詰め、トランジスタとDualFETの実装です。
準備したのはこちら。

NPNチップトランジスタ(MMBT3904)
(Q4605に実装)

1.DualMOSFET(2N7002DW) 
2.DualMOSFET(SSM6N7002BFU)
(1か2のどちらかをQ4603に実装。今回はカードが2枚あったので両方試してみました)

基板拡大図です。
赤:Q4603(DualMOSFET/2N7002DWかSSM6N7002BFU)
黃:Q4605(チップトランジスタ/MMBT3904)
緑:R5007/R5010/R5024/R5025(抵抗/10kΩ/1005)
青:R5008/R5009(抵抗/2.15kΩ/1005)→とりあえず10kΩで代用
桃:R5011/R5013(抵抗/33Ω/1005)→とりあえず0Ω(ジャンパ)で代用
といった感じです。

サクッと実装しました。
途中からカンが戻ってきて、さっきまでのガタガタが気になります。

後はもともとついている硬化したグリスを除去し、シリコングリスを塗り直して組み直します。

適当な安物を塗りました。
(硬化したグリスそのままで戻したら、GPU温度がグングン上がります。)

戻したところで動作チェック、OKです。
(ちなみに、2種類用意したDualFETはどちらでも問題なく動作しました。)

動作もしたことなので、バックパネルを加工します。
2枚とも2ポート仕様にしたので、2枚とも穴を開けます。

今回使用するのはハンドニブラです。(愛用のホーザン)
薄板なのでなんとか行けます。ちょっと硬いですが…。

まず1ポートめ。

2ポートめ。

2枚ともできました。

組戻します。

パソコンに組み付けました。良いですね~。

動作もしたことなので、ベンチマークです。
ベンチはお気に入りのゆめりあベンチ。長年お世話になってます。
まずシングルカード、RX470仕様です。スコア106,000程度ですね。

BIOSはこちらを使用しました。
■Sapphire RX 470 8 GB BIOS(1002-67DF/174B-387E)
RX470/8GB/GPU1206MHz/Memory1750MHz
https://www.techpowerup.com/vgabios/197230/197230

続いてRX580のBIOSに書き換えてみました。
気持ちコア、メモリクロックが上がっているのもあり、微増です。
スコア113,000程度です。BIOSを書き換えるメリットはありそうですね。
(RX580のBIOSだと、セミファンレス仕様になり静かですし…)

BIOSはこちらを使用しました。
■Sapphire RX 580 8 GB BIOS Nitro+(1002-67DF/1DA2-E366)
RX580/8GB/GPU1411MHz/Memory2000MHz)
https://www.techpowerup.com/vgabios/191262/sapphire-rx580-8192-170320

CFXにし、MHFベンチも回してみました。まぁ、結構快適に動作します。
1枚6,000円のカードとは思えません。

いや、本当に久々に楽しめました。ヘタな電子工作キットより楽しいです。
しかも自分のレベルに合わせて、数段階で活用出来るのが良いですよね。

H/W無改造でもHybridGraphicsで使えますし、勿論マイニングには使えます。
H/Wを改造すればHDMIが使え、更にもう1ポート。

今後、DisplayportやらDVIをきれいに復活させる猛者も出てくるでしょうし、結構楽しみですね。

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