HP 2133 Mini-Note <チップセットリフロー>

投稿者: | 2011-10-05

HP 2133 mini-noteの修理

今回は、初めてのネットブックです。

まぁ、ネットブックの中でも少し異端児ですが、スペックはこんな感じです。

CPU:VIA C7-M ULV (1.2GHz)

メモリ:1GB(DDR2-SODIMM/1スロット)

HDD:120GB(SATA/2.5インチ)

液晶:8.9インチワイド(1280x800)

チップセット:VIA Chrome9

こんなところでしょうか。

このC7-M、性能は微妙で、そこそこ発熱する何とも微妙なCPUです。

今回の機体は、「通電するが起動しない」「リカバリ後に起動しなくなった」とのことです。

恐らくチップセット不良・・・ということで落札してみました。

天板はステンレスのようなヘアライン加工がしてあります。

キーボードは英語キーボードです。英語キーボード自体は良いですが、正直このキーボードは頂けません。

液晶左下のモデルナンバーです。2133ですね。2133でも、ハイパフォーマンスモデルとか、色々あるようです。

電源を入れてみると、確かに通電し、スイッチを押すと電源が入りますが、画面表示は有りません。

裏返します。

赤丸部分のゴム足の下にネジがあるので、剥がして外します。

背面からの写真を取り忘れていましたが、この写真の赤矢印の位置にネジがあります。外しましょう。

これでキーボードが外れます。メモリ増設・交換の場合は、上記の3本のネジを外せば、キーボードが外れますのでOKです。

メモリ・HDDともに付いていますね。ここで重要な注意点があります。

メモリは普通に外しても大丈夫なのですが、HDDです。ネジを3本外すことでHDDがマウンタごと外せますが、

メインボードと繋がっているフレキシブルケーブルがコの字のような形状のため、勢い余って切ってしまう人が多いようです。

先にメインボード側のコネクタを外すと、切ってしまう確率も落ちるかと思います。

桃:メモリ  橙:HDD  緑矢印:HDDフレキケーブル

続いて何カ所かのツメを外し、アームレスト部を外します。

CPUクーラー周りや右上のUSB端子周りの補強金具を外すと、メインボードを取り外すことが出来ます。

こちらがCPUのようですね。

こちらがチップセットでしょうか。CPU、チップセットのどちらが不良か分かりませんが、直感がCPUと告げていますのでCPUをリフローしてみます。

リフロー後、十分に冷まし、仮組みして見ます。

電源を入れると・・・起動しましたね。

BIOSも表示出来ました。

組戻し、HDD内のリカバリ領域でリカバリします。

これで完動品となりました。めでたしめでたし。

参考にWindowsVistaのエクスペリエンスインデックスです。

CPUが、最高に遅いですね。このマシンはXPが最適だったのでは・・・?と思います。

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