HP 2133 mini-noteの修理
今回は、初めてのネットブックです。
まぁ、ネットブックの中でも少し異端児ですが、スペックはこんな感じです。
CPU:VIA C7-M ULV (1.2GHz)
メモリ:1GB(DDR2-SODIMM/1スロット)
HDD:120GB(SATA/2.5インチ)
液晶:8.9インチワイド(1280x800)
チップセット:VIA Chrome9
こんなところでしょうか。
このC7-M、性能は微妙で、そこそこ発熱する何とも微妙なCPUです。
今回の機体は、「通電するが起動しない」「リカバリ後に起動しなくなった」とのことです。
恐らくチップセット不良・・・ということで落札してみました。
天板はステンレスのようなヘアライン加工がしてあります。
キーボードは英語キーボードです。英語キーボード自体は良いですが、正直このキーボードは頂けません。
液晶左下のモデルナンバーです。2133ですね。2133でも、ハイパフォーマンスモデルとか、色々あるようです。
電源を入れてみると、確かに通電し、スイッチを押すと電源が入りますが、画面表示は有りません。
裏返します。
赤丸部分のゴム足の下にネジがあるので、剥がして外します。
背面からの写真を取り忘れていましたが、この写真の赤矢印の位置にネジがあります。外しましょう。
これでキーボードが外れます。メモリ増設・交換の場合は、上記の3本のネジを外せば、キーボードが外れますのでOKです。
メモリ・HDDともに付いていますね。ここで重要な注意点があります。
メモリは普通に外しても大丈夫なのですが、HDDです。ネジを3本外すことでHDDがマウンタごと外せますが、
メインボードと繋がっているフレキシブルケーブルがコの字のような形状のため、勢い余って切ってしまう人が多いようです。
先にメインボード側のコネクタを外すと、切ってしまう確率も落ちるかと思います。
桃:メモリ 橙:HDD 緑矢印:HDDフレキケーブル
続いて何カ所かのツメを外し、アームレスト部を外します。
CPUクーラー周りや右上のUSB端子周りの補強金具を外すと、メインボードを取り外すことが出来ます。
こちらがCPUのようですね。
こちらがチップセットでしょうか。CPU、チップセットのどちらが不良か分かりませんが、直感がCPUと告げていますのでCPUをリフローしてみます。
リフロー後、十分に冷まし、仮組みして見ます。
電源を入れると・・・起動しましたね。
BIOSも表示出来ました。
組戻し、HDD内のリカバリ領域でリカバリします。
これで完動品となりました。めでたしめでたし。
参考にWindowsVistaのエクスペリエンスインデックスです。
CPUが、最高に遅いですね。このマシンはXPが最適だったのでは・・・?と思います。