SONY LA-EA4 (マウントアダプタ)のEA4r化

投稿者: | 2025-07-22

久々の投稿です。
何もしていなかったわけではなく、書く気力が起きなかっただけです。

表題の通りですが、長い前置きがあります。

もともとOVFでAマウントな(オールドタイプな)α900を愛用していました。
そんなα900もショット数が増えてきて、部品はほぼなくなり修理も難しくなってきました。
不安な状態で使うのも心が疲れるので買い替えましょう、というのが今回の言い訳です。

α99かα99IIも考えたのですが、思ったより中古が高止まりしている(当たり前といえば当たり前)ので、はじめはILCE-7m2(α7II)を購入してみました。……が、遅いレスポンスとボタンの少なさに腹を立て、少し使って売却。これはやはり、一応当時のフラッグシップモデルであるILCE-9(α9)に行くしかない、ダメならもはやα900に戻るしかない、と思い立って購入。

これが正解でした。

α7IIで感じていたレスポンスの遅さ、EVFの微妙な画質の悪さ、起動速度の遅さ。すべて大改善。
SDカードも2枚装備でき、縦グリップにもボタンがしっかり付いています。
これなら行ける……!ということで、一気に装備を揃えました。

その中の一つがこのLA-EA4です。
いわゆるマウントアダプターで、Eマウント機にAマウントのレンズを取り付けるものです。
SONY純正のマウントアダプターにはいくつか種類がありますが、LA-EA4は一番汎用性が高そうなもので、ほとんどのミノルタ時代のAFレンズが使用できます。
仕組み的にはボディ内モーターで駆動するレンズを駆動するためのモーターがアダプターに内蔵され、またTLMを装備することで現行のEマウント機に対応している感じです。


…ですが、いくつかの欠点があり
・AFはこのLA-EA4内蔵のセンサーで行うため、α9の高速AF性能を活かせないこと
・TLM(トランスルーセントミラー)が内蔵されているため、素通しの光がセンサーに到達しないこと
などがあります。(真ん中で透明の反射している板がTLM)

それを解消するのが、海外製の改造キット Monster Adapter LA-EA4r です。

これはLA-EA4を分解し、内部の基板を交換することで機能向上を図ろうといったものです。
これがその基板。

まず分解して、TLMを取り外します。マウント部を外します。

外します。

TLMが外れました。

続いて基板交換します。

これが純正基板です。

新しい基板を取り付けます。

あとは逆手順で戻すだけ。

動作チェックです。
・ILCE-7m2
→AFは遅い。結構迷う。

・ILCE-9
→AFは速い。大体バシッと来る。(Eマウントレンズほどではないが、速い)

いい感じですね。

手持ちのレンズはほとんどがレンズ内モーターなしのいわゆる非SSMレンズです。
その影響もありますが、すべてのレンズが問題なく動作しているようです。

ただし、EXIF情報は結構めちゃくちゃで、特に第1世代(いわゆるミノルタ茶筒レンズ)は特におかしいような気がします。まぁ、使用には特に支障がないので良いんですけどね。

それにしてもα9に取り付けたミノルタのAFレンズですが、また違うレンズのような輝きを見せてくれますね。いいレンズ、なんて評価は人それぞれだと思いますが、オールドレンズとしてではなく実用できるレンズとしてマウントまで跨げるレンズも、すごいもんだなぁと思います。

しばらくはこの α9+マウントアダプター+Aマウントレンズ で遊びます。

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