もう今年も終わりです。
実は少し前に、メインマシンを入れ替えました。
現状のスペックはこんな感じ。
CPU:Intel Core i9 – 9980XE (3.0GHz(4.5GHz)/18C/32T)
メモリ:128GB (DDR4-2666 16GBx8)
M/B:ASRock X299 Killer SLI/ac (LGA2066/X299/ATX)
VGA:MSI GeForce RTX 2080 Ti VENTUS 11G JP
第9世代のSkylake-X Refreshですが、流石にまだ全然使えます。
特に、メモリがクアッドチャネルで帯域が広いことや、PCIeレーンが多いので並列処理には強いですね。
でもベンチを回すと、やっぱり新しいのは速いんだな~。という感じ。並列処理に強いという強みよりも、新しくなってメモリ周波数も上がるし、足回りの速度が上がっていくのでそれで相殺される具合です。画像は現状。グラフィックカードだけ、6800XTに交換してチェック中です。色が混ざって渋滞感ありますね。
このX299も息の長いチップセットで、自分でも i7 – 7800Xから i9 – 7980XE、そして今ついているi9 – 9980XEとCPUを交換しています。その後の i9 – 10980XEも使えるので、世代で行くと第7世代から第10世代まで、LGA2066を渡り歩いたことになります。すごいですね。
新しい部品たち。ファンは衝動買い。懐かしいですね~、GentleTyphoon。そういえばグラフィックボードの写真を忘れていますね。
CPU、M/B、メモリ、GentleTyphoonが9個、SATAケーブルたくさん、12cmファンガード、8cmファン、6cmファンx2と盛りだくさんです。
新しいスペックはこんな感じ。
CPU:Intel Core i9 – 13900KF (3.0GHz(5.8GHz)/24C/32T)
メモリ:128GB(DDR4-3200 32GBx4)
M/B:ASRock Z690 PG Riptide (LGA1700/Z690/ATX)
VGA:PowerColor Red Devil Radeon RX 6800XT 16GB GDDR6 AXRX 6800XT 16GBD6-3DHE/OC
現状最新のRaptor Lake、13世代Core i9を選択しました。
ホントはエクストリームエディションがある世代ならそれを選びたいのですが、10980XEのあとは見かけていませんね。コンシューマ向けハイエンドはAMDが優勢でしょうか。
というか最近はAMDが本当に強いですね。一長一短ありますが、Intelのほうが適当なメモリで適当に組んでも、適当に動く(笑)ので最近は好きです。AMDは性能を発揮するにはメモリも選びますし、Intelはそんなに厳しくないですから。
さて、今回はメモリもケチって大容量積むために、DDR4対応のマザーボードを購入。
しかも第12世代用チップセットとして発売されたZ690搭載モデルです。
メモリは流用しても良かったのですが、X299ではDDR4-2666だったので新規で入れました。
Crucial CT2K32G4DFD832A (DDR4 PC4-25600 32GB 2枚組 ) x2セット(計128GB)
大量のファン。ケースはFractal DesignのDefine XL R2を使用していますが、14cmファンを7個設置しています。また、5インチベイにHDDを積んでいる関係で、フロントに8cmファンも一つあり、メモリにはメモリクーラーとして6cmファンが2つついたものがついています。
復活したGentleTyphoon、Nidecとの共同開発でボールベアリングファン採用とかなりそそられました。
正直、ボールベアリングファンは静かではないのですが、回転の滑らかさと長期運用時の安定感は最高です。以前はすべてSanAceのボールベアリングファンを使用していましたが、なかなかうるさいです。GentleTyphoonに期待ですね。紳士ですしね。
左下の8cmファンは5インチベイのHDD用です。GentleTyphoonは現状12cmのモデルしかないので、8cmファンはSanAceです。(早くGentleTyphoonの14cmと8cmを出してくれ)
CPUクーラーは現状のものを続投です。(Fractal Design Celsius+ S28 Prisma)
280mmラジエターの簡易水冷です。ファンは光るので、早々に光らないようにしています(笑)。
今回はファンをGentleTyphoonに交換して、完全に光らないようにします。
ちなみに初期に購入したモデルだと、LGA1700のリテンションキットがついていません。正規代理店のASKさんに問い合わせると、すぐリテンションを送っていただけました。ありがとうございます。
到着部品第2段。
長さが足りなかったSATAケーブルと、不足分のファンガード。
そして先の簡易水冷ラジエターには14cmファンの穴しかないので、12cmのGentleTyphoonを取り付けるための変換プレートです。(早く14cmのGentleTyphoonをよこせ…。)
グラフィックボードは、GeForceから久々のRadeonです。
R9 290X → R9 390X → Vega64 → GTX760 → 1650Super → 1080Ti → 2080Ti → 6800XT と、ここしばらくはGeforceの古いやつかローエンドばかり使用していましたので、久々のRadeonのハイエンドですね。
とは言え、これを書いている現在で最新ではないんですけどね。(先日Radeonの7000番代が出た)
画像は上が6800XT。下が2080Ti。PowerColorのオリファンとはいえ、でかいですね…。
サイズ比較用に2.5インチSSDをおいてみましたが、やっぱりでかいですね。
とりあえず、異音が出ていたメモリクーラーのファンをサクッと交換。
メモリファンって、需要がないのか製品数が本当に少ないんですよね。大事に使います。
モジュールの固定方法と幅が変わらなければ永久に使えますからね。
光るファンから光らないファンに交換。光らせたくないのでちょうどよいです。
配線も元のファンに付いていたスリーブをかぶせていい感じに。
LGA1700には、第12世代の時からCPUが歪む(!)という現象が報告されています。
Intel曰く、多少歪んだところでどうということは無い、ということですが、たしかに気になりますね。
このリテンション(ILM)、めちゃくちゃ硬いし、CPUの基板はLGA775とかの頃より薄い感じですし。
噂では、CPUが歪んでクーラーとの接合面が平らにならず、温度が上がるとか。ホントでしょうか?
対策品があるので、とりあえずILMを取り外します。トルクスが必要です。
ちなみにこんなんで良いんですか???ってくらい、ビスの締付けトルクはゆるいです。
リテンションはめちゃくちゃ硬いのに…。
久々の、片側リテンションです。LGA2066はダブルリテンションでした。
これが対策品。ILMを取り外し、ILMの固定されていたビスでアルミフレームを固定し、均等にトルクをかけるというもの。よく出来ていますねぇ。2,000円しないくらいです。
グリスは愛用の JOUJYE ナノ・ダイアモンドサーマルグリス OC7。
絶縁で、熱伝導率:12.56W/mkです。何年も前から使用していますが、最近のものに引けを取らない性能でお気に入りです。
最終的にはこんな感じに。まだHDDが1台残っていますが、積んだら完成です。
メモリクーラーの本体、青色が悪目立ちしています。塗ろうかな…。
光り物も減っていい感じです。
ちょっとだけ光るくらいが好みです。
そしてCPU温度ですが、たしかにILMを外してアルミフレームにしたほうが下がった感じがします。
リテンションをセットしてみればわかりますが、LGA775世代とは比べ物にならないくらいテンションがかかっている気がするので、交換するのがベターかも知れません。(ILMを取り外すと、保証はなくなりますが…)
Radeon RX6800XTを選ぶなら、AMD構成にすれば良いのに!という方も居ると思います。
AMD構成にRadeon RX6000番台なら、Smart Access Memory(SAM)が使えるじゃないかと。
このSAMですがAMD限定ではない(Re-Size BARと同じ機能で、M/Bのベンダが対応すればIntel環境でも大丈夫)です。先にX299の状態でRX6800XTを取り付けていましたが、ASRock X299 Killer SLI/acでも、BIOSを2.00Bにアップデートすることで使用可能になります。
ASRockではC.A.M. (Clever Access Memory)と呼ばれているようです。
当然、Z690 PG Riptide でも使えました。
AMDがRadeon RX 6800シリーズ発表と同時に存在を明らかにした「Smart Access Memory(SAM)」とは、PCI Expressの規格に昔から存在していた「Resizable BAR」を利用し、GPUの描画パフォーマンスを大幅に引き上げた技術だ。CPU→VRAMへのデータ転送におけるボトルネックを減らすことで、転送する描画データが大きいゲームに恩恵がある。
とのことなので、まぁ効果があるかは置いておいて、設定しておいて損はないと思います。
さて、何年使えるでしょうかね?