一時期話題となっていた、マウスコンピューターの2in1PC、E10です。
パソコンというか、タブレットというか・・・。
ちょっと興味が湧いたので、買ってみました。
主な仕様はこんな感じ。
mouse E10-VL (2206E10-VL-celGLKAG-WA)
■主な仕様
CPU:Intel Celeron N4100 (1.1GHz/4C)
メモリ:4GB(オンボード/増設不可)
ストレージ:64GB(オンボード/eMMC)
光学:なし
液晶:10.1インチ (WXGA/1280×800)
OS:Windows10 Pro 64bit
その他:無線LAN(11a,b,g,n,ac)/Webカメラ/Bluetooth5.0
USBType-C/USB(micro-B)/microSD/明るさセンサー
防水(IPX4)/防塵(IP5X)/MicroHDMI
いや~。ご立派なもんです。これ、18,000円なんですよ。新品で。
セット内容はこの通り。本体、キーボード、ACアダプター、ペラ紙の説明書類、WPSOfficeのライセンスカード。
18,000円でも安いと感じますが、このモデルはCPUがN4100で、上位のモデルです。
下位のモデルはN4000で、更に5,000円安くなんと13,000円です(!)。
WindowsProにWPSOfficeだけでも、13,000円では買えません。どうなっているんでしょう。
とりあえず起動してみます。
この機種、この価格でWindows11 Readyなので、普通にWindows11が入ります。
なにもいじらなくても、入ります。すでにインストールを済ませた状態です。
Windows11のスタートメニューです。動作速度はWindows10とあまり変わらない感じです。
液晶の解像度がそれなり(1280×800/WXGA)なので、CPU負荷も低めなのも効いている気がします。
この時代に、WXGAと記載する日が来るとは思いませんでした。
向かって左にある、各種インターフェースです。防水・防塵(IP54)なので、蓋がついています。
USB2.0(microB)/microHDMI/microSDカードスロット/USB3.0(Type-C)/イヤホンマイク/電源コネクタ
USB2.0を使用するには、microB to A ホストケーブルが必要です。また、Type-CはUSB3.0ですが、PDは対応していません。本体の充電はACアダプターで行う必要があります。
本体裏面です。当モデルはペンが付属していませんが、別売ペンをセットする場所があります。
電源とWifiのインジケータが裏から見えるので、教師側からも起動・通信状況がある程度把握できます。また、背面カメラも付いています。
USBメモリなどを使用するにはこんな感じになります。Type-C to Aの変換をつなぎます。
ACアダプタです。19V/2.1A(約40W)
ちなみに内蔵バッテリーは取り外し不可ですが、36Wh/3セルで、カタログ値12時間です。すげぇ。
18650が3本って感じでしょうか。よく持ちますね。
電源ケーブルは、一般的なメガネコードではなくミッキータイプでした。
外資系っぽさを醸し出しています。
全面カメラには、シャッターが付いておりプライバシーにも配慮されています。
AmazonAlexaなどにもついている機能ですね。
キーボードです。お世辞にもキータッチがいいとは言えませんが、この価格でついてくるんですから何も文句はありません。
サイズ感はこんな感じ。2.5インチのSSDと並べました。
本体には回転センサがついているので、回転して使用できます。
まず、Windows10からWindows11にアップグレードした直後です。
ストレージは貧弱なeMMC 64GBですが、Windows11にアップグレードした直後は空き領域が14.2GBとなっており、結構厳しい感じです。
Windows11にアップグレードする際のテンポラリが容量を食っている感じなので、クリーンアップします。これだけでここまで空きました。空き領域が27.1GBで、半分くらい空いています。
CPUは先述の通り、N4000ではなくN4100です。
N4000は2C/4Tですが、N4100は4Cなので、少しの違いで大違いです。
さて、ハードウェアの紹介はこれぐらいにして、ここからはベンチマークを回します。
普通の使用感とか、そんなものは既にたくさんの方がレビューしていますからね。
まずeMMCのベンチマークです。早くはありませんが、CPUも早くないので必要十分でしょう。
ここからが悪ふざけ。3D系のベンチマークを回しました。
モンスターハンターフロンティア ベンチマーク。
標準設定で回したら、ガックガクでゲームにはなりそうにありません(笑)。
一応完走はできました。
こちらは設定を落としまくった状態。
先程の設定と比較すると、なんとかギリギリプレイはできそうです。
続いてファイナルファンタジー14 ベンチマーク 新生エオルゼア ワールド編。
標準設定ですが、これもマトモにプレイできそうにありません。ガックガクです。
設定を落とせるだけ落としました。ほぼスコアは変わりません。
また、見た感じもほとんど変化はなく、ガックガクです。プレイは難しそうです。
またまたファイナルファンタジー14 漆黒の反逆者 ベンチマーク。
こちらは最初から最低設定まで落としましたが、動作困難判定です。実際の動作も、ガックガクです。
最後にイロモノ、ちょっと古いですがKISSのエロゲー、カスタムメイド3Dです。初期のベンチマークですが、意外と動きました。
やや困難と出ている通り、快適ではありませんが、プレイはできそうです。ちょっと意外。
さて、大変しょうもないベンチマークをした気がします。
個人的には、微妙に足りない、いい感じのスペックだと思いますがいかがでしょうか。
ちょっと話はそれますが・・・。
教育には、満たされすぎてもだめ、不足しすぎてもだめ、と持論を持っています。
満たされ過ぎるとただ使うだけ、何でもできるから何もしないし工夫しない。
不足しすぎるとそもそも接点が生まれないとか、ポンコツ過ぎて興味もわかない。
動くけど重いとか、ちょっと工夫しないと動かないとか、それくらいが一番興味をそそるのではないかと思うんですよね。
世間はe-sportsとかで盛り上がっていますが、親が投資してゲーム機やらゲーミングPCを買い与え、その時流行っているゲームをプレイさせたところで、なんにもならないと思います。e-sportsから何を学ばせて、将来にどう繋げていきたいのか、そこが重要ではないかと。
ただただ、そのゲームが強ければ良いのであれば、好きにすれば良いんですけどね。