工人舎 EW1H56Fの修理]]>
工人舎 EW1H56Fの修理
今回は、ネットブック黎明期(その頃はUMPC-ウルトラモバイルPCなんて呼ばれていましたね)に有名になった、
工人舎の15インチノートです。工人舎と言えば、首の回るワンセグ入りノートが流行りましたね。
発想は良かったのですが、甘い設計と当時のモバイルCPUの選択肢の少なさなどから最高のモバイルにはなれませんでした。
当時はAMDの組み込み向けCPU、Geobeを使用したり、Intelの組み込み向けであるAシリーズを使用していましたね。
どちらもXPであっぷあっぷな感じだったのを覚えています。
さて、今回のノートはバックライトがずっとちらついて、最後には消えるという物です。
まずはスペックです。
CPU:AMD Mobile Sempron 3200+ (1.6GHz/Socket S1)
メモリ:1.5GB(DDR2-SODIMM/2スロット/最大4GB)
HDD:なし(2.5インチ/SATA)
光学:DVDスーパーマルチドライブ(ATAPI)
液晶:15.4インチワイド光沢(WXGA/1280×800)
まぁ、妥当なスペックですね。
とりあえず電源を入れてみます。確かに左側が暗く、乱れています。
電源を入れて気づいたのは、CPUファンが少しうるさいことですね。注油のため分解しましょう。
この部分にCPU系があります。
メモリはこの2枚が刺さっていました。販売時は512MBなので、1GB足した形ですね。
問題のファンがこちら。
とりあえずねじを外し、ファンを見てみます。少し抵抗が大きいです。
ファンを引っ張って取り外します。CRC556等はプラを痛めるので、シリコン系の滑走剤を注しておきます。
CPUはこれです。
バッテリはこれ。11.1V/2000mAhです。やる気の無いバッテリですね。
これで、とりあえずの騒音は収まりました。
続いて液晶です。まずは上半身のベゼルを外します。各種ケーブルを抜き差しして、元に戻します。
あれ?直りましたね?一面、むら無く表示されています。
というわけで、HDDを取り付けます。
セットしました。
Windowsをインストールしていきます。
ドライバを順番に当てていきます。工人舎のサイトにはドライバがありませんので、デバイスマネージャでプロパティを開き、
ハードウェアIDからドライバを割り出していきます。
全て埋まりましたね。
これで終了です。