TOSHIBA dynabook TX/66Eのメインボード修理

投稿者: | 2014-03-10

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TOSHIBA dynabook TX/66Eのメインボード修理

比較的高性能、かつWindows7も快適に使えそうな機種です。

ただこの機種、曰く付きでして。とりあえずスペックです。

CPU:Core2Duo T7250 (Dual-core/2.0GHz)

メモリ:2GB(DDR2 SODIMM 1GBx2/スロット2/最大4GB)

HDD:120GB(2.5インチSATA)

液晶:15.4インチグレア(WXGA/1280x800)

チップセット:Intel 965GME

光学:DVDスーパーマルチ

OS:WindowsVista HomePremium

とまぁ、まだまだ現役スペックですね。ただ、この年代の東芝ノートは、問題があります。

①   原因不明のフリーズが発生するようになる

②   フリーズの頻度が多くなってくる

③   ACアダプタをつなぐと起動しなくなる(=バッテリなら問題なく駆動する)

④   バッテリでも起動しなくなる

といった具合に、どんどん悪化していきます。どう考えてもリコールものだと思うのですが・・・。

今回の機体は、③まで進行している、割と末期状態のものです。ACでは全く起動しません。この通り。

バッテリで起動すれば。OKです。

分解していきます。

機種シールです。この付近の機種買った方は本当に気の毒。Vistaは重いし、メインボードは死ぬし。

HDDはこんなのが付いていました。HGST 5K250-120(120GB/2.5インチ/SATA/5400rpm)

どんどんばらしていきます。

光学です。UJ-850(ATAPI)

今度はひっくり返します。

キーボード上部のバーを外し

キーボードも外します。

さらに液晶部分を外します。

ねじを外し、アームレスト部を外します。

この機種の修理は至ってシンプルです。こいつを交換するだけ。

NECトーキン製のプロートライザ 0E128です。簡単に言うとでかい平滑コンデンサらしい。

ちなみに調べたらAmazonにも売っていました。980円。びっくりです。

ただ購入して直そうかとも思いましたが、おもしろくも何ともないので物色。良い物がありました。

Sony Playstation3 40GBの基板です。プレステ3パソコンを作ったときの残骸ですね。

よく見るとプロートライザが付いていますので、はがして使用します。ジャンクをジャンクで直す感じ。

外したプロートライザ。0E128で同じ物です。ヒートガンで外しました。

1つ付ければ直ると思いますが、おそらくまた同じことになる可能性が高いので2つ並列にします。

かなり見た目が悪いですが、見えませんのでOKです。絶縁に使用しているテープはセロテープではなく、電気絶縁用のポリイミドテープです。

・・・ちょっと荒っぽいですね。見た目が。

さて、仮組みして確認します。OKですね。バッテリは手前に置いてありますので、ACでの駆動です。

逆の手順で元に戻します。

もう一度確認します。OKです。

DtoDが残っていますので、最後にリカバリします。東芝は基本的に「0」キーを押したままにし、Dynabookが表示されたら離します。

リカバリ中。

フリーズすることもなく、リカバリ完了です。おわり。

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