WYSE ThinClient S90

投稿者: | 2009-01-29

WYSE ThinClient S90

Wyse Thin client(シンクライアント) S90です。

「シンクライアント」とは、コンピュータが稼動するのに必要最低限の機能・性能しか持たない端末のことを言います。

そのため、サーバーがほぼ全ての処理を受け持ち、クライアント側では操作と表示しか行いません。

最近では、企業の情報漏えいや不正アクセスを防ぐ目的で利用されることも多くなっています。

必要最低限のため、スペックは通常のコンピュータに比べて低く設定してある上、

OSも特殊なものが使用されていることが多いようです。その代わり、サイズはとてつもなく小さく、

消費電力は小さいです。ちょっとした家庭内サーバー向きかもしれません。

スペック

CPU:AMD Geode GX 366MHz(オンボード)

メモリ:256MB(オンボード、増設不可)

HDD:512MB(SSD的な)

LAN:10/100 Base

USB: 2.0ポート×4(前2後2)

OS:Microsoft WindowsXP Embedded

とまぁこんな感じです。CPUが非力です・・・。

WindowsXP Embeddedとは、組み込み用途向けのOSで、位置づけとしては、

WindowsXPHomeの機能制限版、といったところでしょうか。

デスクトップテーマなどが使用できなくなっています。

では本体をみてみましょう!

横置き状態です。後ろにティッシュの箱があります。いかに小さいかおわかりでしょう。

前面パネルです。右の丸いのは電源ボタン、左にはI/Oポートがあります。

背面パネルです。意外にI/Oは豊富です。

上から見た図とロゴアップ。脚は取り外し可能です。

その裏側の図。2枚目はプロダクトシール。(キーは目隠ししています)

縦置きの図。見た感じルータとかモデムみたいですね。(本当は縦置き専用の脚があるはずですが無かったので横置き用の脚)

少し解剖。ふたを開けるとこんな感じ。

おそらくメインメモリ。

CPUらしきものとBIOSチップ。

隙間にあるのがチップセット。(たぶん)その上に被さっている基盤はSSDだと思われます。

起動して、Googleを開いてみると、こんな感じでした。

速度的には、少し遅いかな?くらいでブラウジング程度ならいけそうです。

稼働中。前面USBにはUSBメモリ(下)と無線LANアダプタ(上)が刺さっています。

コンピュータのプロパティ。なんかこのスペックでXPって悲惨、って感じです。

(スペックシート上は366MHzのはずが、なぜか400MHz近くでています。RAMが中途半端なのは、グラフィックにとられているからです。)

というわけでとりあえず紹介は終了です。

チョット非力ですが、完全ファンレスでHDDなどの稼動部品が無いため、静かです。

サーバーにでも利用しようと思います。

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