Cisco Aironet 1142 ワイヤレス環境リプレース

投稿者: | 2018-09-19

うちのネットワーク環境は、数年前にリプレースした時に
ルータ:YAMAHA NVR500 → NEC IP38X/1200(YAMAHA RTX1200 OEM)
無線AP:Cisco Aironet 1142(AIR-LAP1142N-P-K9)
とし、そこそこ満足していましたが
奥に長い、旧来の日本家屋である我が家特有の「電波が届かない」という部分をなんとかするべく、手を入れることに。

とはいえ、家庭用の無線ルーターはもう懲り懲りです。やはりここは業務用機….
ということで、同じようなCisco Aironetを増設して、ローミングさせることに。
購入したAironet1142(AIR-LAP1142N-P-K9)2台と現在使用中のAironet1142。

SONY DSC-T900 (9.42mm, f/3.5, 1/60 sec, ISO400)

 

世代的には結構古いですが、一応シスコロゴは新しいですし、11n対応で、なによりヤフオクで5000円/台程度で購入できる、コスパ最強モデルなのです。はんぺんにしか見えない見た目ですが…。

SONY DSC-T900 (6.8mm, f/3.5, 1/40 sec, ISO250)

ただ中古を入手する際は、ACアダプタかパワーインジェクタがついた物を購入しないと、あとから購入するとコストが嵩みます。(まぁ、家庭用でPoE給電対応したハブなりを使用している人は、関係ありませんね)。しかもこの専用アダプタ、48Vなのでそうそうあるものではありません。

SONY DSC-T900 (6.8mm, f/3.5, 1/25 sec, ISO400)

さてさて、CiscoのAironetといえば、WLCを使用した集中管理型用のIOS(Cisco機器のOSみたいなもの)が導入されていることが多く、自宅で使用するには少し不便です。小規模な自宅で使用する場合は自立型用のIOSに書き換える必要があります。

このようなコンソールケーブルを使用して、ターミナルにて設定や書き換えができるのも業務用ならではです。緊急時に何かと役立つのです。

SONY DSC-T900 (6.8mm, f/3.5, 1/25 sec, ISO400)

コンソール端子も、イーサネットの端子もRJ45なので間違えないように。

SONY DSC-T900 (6.8mm, f/3.5, 1/40 sec, ISO200)

 

ちょっと話題がそれましたが、コンソールにてつないでshow verなどのコマンドで確認すると、当該APが集中管理型IOSなのか、自立型IOSなのかわかります。

K9W8→集中管理型 K9W7→自律型 のようです。

今回のものは新規の2台は集中管理型、既存の1台は自律型でした。基本的には、内部フラッシュに集中管理型IOS、自律型IOSのどちらも入っているのが普通のため、新規の2台をターミナルで集中管理型に書き換えればいい話なのですが、なんと自律型IOSが入っていません。仕方ないので既存のものからIOSを抜き出し、新規2台に導入することに。

手順としては

1.既存ルータにターミナル接続し、show flashで内容を確認する。

2.対象のIOS名のフォルダを確認する。

(※稼働しているIOSのため、binファイルなどではなく解凍されたフォルダとなっています)

3.パソコン上でTFTPサーバを稼働させる。

4. archive upload-sw tftp: でTFTPサーバにIOSを転送する。

5. copy flash tftp: でTFTPサーバにrunning-configも転送する。

6.新規ルータにターミナル接続とLANを接続し、IPアドレスを振り当てる。

7. delete /force /recursive flash: で内部flashを全削除する。

8. archive download-sw tftp: でTFTPサーバからIOSをダウンロードする。

9. copy tftp flash でTFTPサーバからrunning-configをダウンロードする。

10.copy running-config startup-config でflashにコンフィグを書き込む。

11. reloadでAironetを再起動する。

おおよそ、このような手順で構築しました。7でflashを全削除しているのは、容量不足によるエラーや、IOS上書きによる挙動不安定などを防止するためです。Windowsの上書きインストールやアップグレードを避けて新規インストールをするのと同じような理由です。(なので、7でflashを削除してしまうと、再起動後には稼働しません)

コンフィグをコピーした理由は、設定の簡素化です。自律型で複数APを使用してローミングを行うためには、基本設定をすべて同じとし、無線のチャネルのみを変える必要がありますのでコンフィグをコピーし、チャネル設定とIPアドレスのみを変更したほうが手っ取り早いです。

すべてのAironetに同じ設定をし、チャネルとIPアドレスのみをずらしておきます。今回は3台ですので、2.4GHzをCH1/CH6/CH13とし、5GHzをCH36/CH48/CH64としてみました。

これが現在の2.4GHz帯です。SSIDは2つあります。今回の場合は”wireless-m”が自分用、”wireless-g”がゲスト用としてあります。

今回再構築にあたり、ルータにてVLANを切り”wireless-m”はフルアクセス(LAN端末内通信、インターネットなど)権限のあるVLAN1、”wireless-g”は外向きアクセスのみ(インターネットのみ)のVLAN2、としています。

Sony F8132 (4.23mm, f/2, 1/125 sec, ISO320)

5GHz帯はこんな状態です。5GHzは飛びが悪いこともあり、自分用である”wireless-m”のみとなっています。

Sony F8132 (4.23mm, f/2, 1/64 sec, ISO125)

 

設定と設置、LANケーブルの引き回しに疲れましたが、家中どこでも電波が届きます。ローミングも良好です。ど田舎なので、周囲の電波干渉もあまりありません。

いい勉強になりました。

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